My Note Pad

エンジニアリングや日々の雑感を書いていきます

SIerで働いていて思うこと

とあるSIerで働いています。

普段働いていて思うことを、書き綴ってみようと思います。

※私の所属している会社だけという内容も含まれると思います。
※後で見返したら、愚痴っぽい内容になってしまいました。
※今回の記事を読んで不快に思う方もいるかもしれません。
そのときはそっと閉じていただければと思います。

枯れた技術

エンタープライズな用途で利用するアプリケーションでは、ある程度枯れた技術を選択するのは、SIerとしては一般的ではないでしょうか。
当然、自社でも採用される技術は枯れた技術ばかりです。技術者も集めやすいですしね。
しかし、今でもStrutsを利用しているプロジェクトもあり、struts-config.xmlを見ると悲しくなります。
Seasar2も一時期流行りましたがJBossEAP6上で稼働しない等もあり、
最近では選択されなくなってきました。
既存のシステムを無理やりJBossEAP6対応させた事があるので、いずれ記事にできればと思います。
JavaEE等やってみたいですが、しばらくは先になりそうです。
後、ビルドシステムは未だに ApacheAntです。
細かい設定等にはいいんですが、、依存関係を管理できないのが辛いですね。

進まない自動化

JUnit等のテスト自動化の仕組みも既に枯れてきている技術だと思いますが、全然浸透しない。
相変わらずテスト仕様書を書き、実際に画面を叩いてテストを実施。
仕様変更や改修等では影響範囲を見積もって、もう一度同じ内容をテストしているような現状です。
片手間で一部のユーティリティクラス等をJUnitコードを書いても、いずれ誰にも回してもらえなくなる。
むしろ 「Jenkins?なにそれ美味しいの?」というエンジニアが多いのも現状です。
最近では、Jenkins構築してくれという依頼も徐々に増えてきました。
テスト自動化ではなく、ビルド・デプロイの自動化にしか使われてないですが。

  • JUnitコードを書く工数などが見積もれていない。(タスクに含まれていない)
  • そもそもJUnitを書ける・評価できるエンジニアがいない。
  • メリットがマネジメント層に理解されていない。

などが理由でしょうか。

新しい技術怖い

今、開発基盤を最新のプラットフォームにしようという活動をしています。
しかし、予想していたものの反対されることがとても多いです。
「新しい事覚えなきゃいけないじゃん」と・・

今はトップダウンで進めているので、なんとかなっている状況です。

しかし、ソース管理にSVNからGitへの転換を提案したところ。。
却下されました。
私の提案力が弱いというのもあるのでしょうが。。
トップダウンで進めていた上司に却下されたのが残念です。

CUIに拒絶反応が出る人も多いですね。

そしてIT勉強会などに行くと、白い目で見られます。
別にプライベートな時間で行くんだからいいじゃないか・・と思うんですが。。

技術力が評価対象にならない

全社的に「技術力の向上が急務だ」と言っている割には、評価のされ方は
技術スキル < マネジメントスキル
ですね。

エンジニアももっと評価されてもいいじゃないかと思います。
私も最近Excel, PowerPoint職人化してきてますが。。

その他

Proxyで嵌ることが結構多いです。
特に、認証付きProxyだと情報が圧倒的に少ないんですよね。

  • yumの設定
  • wgetの設定
  • Eclipseの設定
  • Jenkinsの設定
  • SVNの設定
  • gemの設定

...等、挙げていくとキリがないですが困る事が多いです。
今度Proxy設定ファイルまとめみたいなの書こうかな。

結局のところ

  • 新しい技術に積極的に挑戦したい
  • プログラム書きたい

と考えている私にとって、SIerは合わないんだなと最近思っています。
3年目くらいまでは、開発者としてアサインされることが多く、あまり意識することはありませんでした。
もちろん、技術にポジティブなSIerもあると思いますが。

エンジニアでありたいので、自分にあった企業に巡り会えると信じて転職活動を始めました!