My Note Pad

エンジニアリングや日々の雑感を書いていきます

macでUS配列とJIS配列の両方を切り替えて使う場合の設定

年末にM1チップを搭載した MacBook Airを購入しました。
購入したモデルは一番下のモデル(8GB RAM / 256GB SSD)です。

www.apple.com

MacBook Airを購入した理由

本来は来年発売されると噂されている14インチ MacBook Proまで待ちたい所でしたが、

  • メインPCの調子が悪い。
  • US配列やRAM16GBへのカスタマイズは1月下旬から2月頭までかかる。
  • Amazonでたまたま在庫が復活したのを発見した。(通常は1~2ヶ月待ちの表示)
  • MacBook Airは繋ぎとして利用し、高スペックのMacBook Proが発売されたら US配列にカスタマイズして購入する予定

といった理由で購入しました。

しかし、普段(仕事用のMacBook Proや以前使っていたPC)はUS配列のキーボードを使っているため、JIS配列のキーボードで問題ないかという懸念がありました。 実際に使って、使いにくい部分もありながらも「これならいけそう」という状態に持っていけたので、記事として書いてみました。

キーボードの種類

※ Keychronと書いていますが、通常のUS配列キーボードなら何でも適用できるはずです。

必要なソフトウェア

定番の Karabiner-Elements を使用します。

karabiner-elements.pqrs.org

設定方法

Karabiner-Elementsの preferences... から、Complex modifications で設定していきます。

Add Rulesから以下のページを開きます。

karabiner-elements-complex_modifications

Japanese などで検索し、

f:id:yuki10k:20210103222551p:plain

以下の2つを import します。

  • For Japanese (JIS配列をASCII配列風にする設定)
  • For Japanese (日本語環境向けの設定) (rev 5)
本体キーボード向けの設定

以下のルールを有効にします。

f:id:yuki10k:20210103215045p:plain
JIS

この設定では、以下の挙動になります。
「英数」: 英数に切り替え / 別のキーと同時押しでCommandとして扱う
「かな」: 日本語入力に切り替え / 別のキーと同時押しでCommandとして扱う
Command: Option

また、Google日本語入力を利用している場合、¥マークの入力で \ (バックスラッシュ) に切り替えることができます。

f:id:yuki10k:20210103223544p:plain
Google日本語入力

US配列向けの設定

US配列向けのProfileを設定します。
ここでは、Keychronという名前で設定しました。

f:id:yuki10k:20210103223050p:plain
profileの追加

ProfileをKeychronにした状態で、以下の設定をしていきます。

f:id:yuki10k:20210103215149p:plain
US

この設定では、以下の挙動になります。
左Command: 英数に切り替え / 別のキーと同時押しでCommandとして扱う
右Command: 日本語入力に切り替え / 別のキーと同時押しでCommandとして扱う

利用するキーボードを切り替える場合

面倒ですが、メニューバーのKarabiner-Elementsから、使いたいキーボードに合わせてプロファイルを切り替えます。

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プロファイルの切り替え

また、たまにMacが認識しているキーボードが切り替わらない場合があるので、その際はシステム環境設定 -> キーボード -> キーボードの種類を変更 で再認識させることができます。

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キーボードの切り替え

まとめ

MacBook Air自体は、他の方のレビューにもある通りサクサクで、通常のユースケースであれば吊るしモデルでも快適に使えるのではと思いました。
やはり普段US配列のキーボードを使っているとJIS配列にはなかなか慣れず、普段はクラムシェルっぽく利用して外付けUSキーボードで運用し、ソファーなどで利用する際に本体のキーボードを使うという運用に落ち着きそうです。
バッテリー持ちも良く、本体キーボードも以前のモデルより打ちやすくなっているため、高性能MacBook Proの発売が楽しみになりました。